しわ・小じわ対策
しわ・小じわの種類と原因
シワや小じわは年齢を感じさせる肌の老化現象のひとつ。シワを増やさない努力はアンチエイジングに繋がってきます。
シワや小じわの種類は大きく分けるとと、3つに分けられます。
- 乾燥によって皮膚の一番上にある表皮にできる縮緬ジワ
- 笑ったり怒ったりした時に筋肉の動きで一時的にできる表情ジワ
- 皮膚の奥まで刻まれてしまい無表情でもくっきりわかる老化性のシワ
皮膚の一番上にある表皮にできる縮緬ジワは皮膚の乾燥が原因。小じわの初期段階なので水分を補給し潤いをキープする保湿中心のお手入れをすればだいぶよくなります。
表情ジワは筋肉の動きでできてしまうものなのですが、表情によって一時的に出ていたシワも皮膚が衰えてくるとシワが深くくっきり刻まれてしまいます。マッサージなどで縮んだ表情筋をほぐしリラックスさせてシワが刻まれないようにするお手入れが必要です。
問題は深く刻まれてしまった老化性のシワ。
皮膚の構造は大きく分けると表皮、真皮、皮下組織、筋肉の4段構造。刻み込まれた老化性のシワを皮膚の断面から見ると一番上の表皮から2番目の層である真皮という部分まで陥没して溝が刻まれています。
真皮はコラーゲンやエラスチンなどの繊維質が70パーセントを占め、ヒアルロン酸などのゼリー状の水分が繊維質の隙間を埋めるようにして皮膚の弾力や張りを保っています。しかし肌の衰えとともにコラーゲンやエラスチンなどの繊維質やヒアルロン酸の再生が鈍くなります。紫外線など長年に渡る外界からの悪影響や新陳代謝の衰えによってコラーゲンやエラスチンが傷つけられ、もろくなっていきます。そこへ再生能力の低下でヒアルロン酸やコラーゲン・エラスチンなどの繊維質が減少することで皮膚を下から持ち上げる力が弱くなり、張りを作っている成分が減少したところが陥没して溝になったのが老化性のシワなのです。
皮膚の一番上にある表皮は28日のサイクルで生まれ変わるのに対し、真皮は5〜6年サイクル。ですから乾燥で表皮にできたシワは皮膚の生まれ変わりとともに改善されますが、真皮にまでおよんだ深いシワは生まれ変わりが遅いため回復しにくいのです。また、皮膚を丸ごと乗せている筋肉が衰えることでたるみを引き起こし、シワはさらに深く刻まれていきます。
回復しにくいシワになってしまう前に日頃からの基本的なお手入れに加え、予防と回復を助けるスペシャルケアや回復を助ける食事内容が重要になってきます。
食べた翌日に肌のプリプリ感が実感できるコラーゲンたっぷりな食べ物
私は日頃からコラーゲンたっぷりな食べ物で食事から肌のコンディションを整えるようにしています。普段は鳥の手羽や魚のアラを煮たもので安く摂っていますが、時々エステの代わりに食べるのがすっぽんやあんこう、ふぐ鍋です。これらはコラーゲンの量が非常に多く吸収が良いため、食べた翌日にはコラーゲン効果を実感できます。