フリーラジカルと酸化
抗酸化物質で老化を食い止めよう！

老化の原因は、生体内で障害が蓄積されていくという学説と、遺伝子的に老化がプログラムされているという学説に大きく分けられていますが、近年では、フリーラジカルによる障害が原因であるという説がクルーズアップされています。

フリーラジカルは自由に動き回る電子を持った分子で、とても不安定でいながら他の分子と素早く反応し破壊的作用（酸化）をもたらします。
自分のバランスを保つために、他の分子を破壊（酸化）しながらその過程で更に多くの仲間（フリーラジカル）を生み出して、破壊活動の範囲を広めていきます。

さて、フリーラジカルが活動した後には必ず酸化が見られます。

酸化とは、酸素と結合して水素（電子）を放出し酸化数が増えることです。
還元はその逆で、酸素を放出して水素と結合（電子を受け取る）し、酸化数が減少することです。

日常でも見ることができる酸化現象では例えば、鉄が錆びて最後はボロボロになっていったり、りんごの切り口を放置しておくと茶色に変化し最後は腐っていく。 これが酸化。
そして紅茶にレモンを入れると紅茶の色が一瞬にして薄くなります。
これが還元です。

私達は呼吸によって取り込んだ酸素を使い脂質や等質などの栄養素を燃焼させエネルギーを作っています。
そのときに酸素の一部が活性酸素やフリーラジカルに変化し、細胞を酸化させて老化を促進させるのです。

酸化の怖いところは、一箇所が酸化するとどんどんと周りの細胞に連鎖反応を起こしがんのように広がり老化や病気の進行を進めてしまうことです。

そうなるのを防いだり、守ったりするのがビタミンE,ビタミンC、ビタミンB2、カロテノイド、ポリフェノール、コエンザイムQ10、アスタキサンチンなどと言った抗酸化物質なのです。