内服薬とサプリメント
まずはこちらの表をざっと見ただけでおわかりのように、少量の摂取でからだの機能に影響するビタミンやミネラル。
これらは神経機能や代謝機能に大きく関与しています。皮膚には神経がびっしりと通ってきていますから、神経機能がスムーズでないと肌の働きや免疫力が低下してしまうのです。
ビタミンはストレスを解消するために真っ先に消費されてしまいます。ビタミン不足は皮脂コントロールを狂わせ、アルコール摂取は肝臓機能の低下を招きビタミンの吸収を妨げるだけでなく、栄養を蓄える力を落とし肌の代謝機能を低下させます。
微量でもからだに重要な役割を果たしているミネラルは、先に糖質の代謝に使われてしまうため糖分の摂りすぎは肌にミネラルの回ってくる量が少なくなってしまいます。適度な脂肪分はビタミンの吸収率をアップさせるのに必要なのですが、摂りすぎると皮脂の分泌を過剰にしてしまいます。脂肪と糖質はまったく摂らなくても問題がありますが、摂り過ぎればにきびを悪化させます。
こういった理由から、にきび用のサプリメントはビタミンを中心に調合されています。そして不足したものを補って改善できるものは改善していこうとするのがサプリメントです。
ただし大人のにきびは原因が複雑に絡み合ってできるものですから、サプリメントだけで完璧ににきびは改善できません。生活パターンの中で、ストレスが溜まっている、外食が多い、野菜不足、便秘がち、煙草を吸う、夜更かし、寝不足などが当てはまるようであればサプリメントで肌に回らない栄養素を補うと効果的です。大人のにきびはからだの中からと外からのダブルケアで改善をすすめて行くのが好ましいのです。
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漢方薬について私の体験談
私はにきびが酷く仕事にも支障が出てきたときに漢方薬がいいと聞き、漢方を扱っている薬局に駆け込んだことがあります。
そこで説明を聞いたときに聞いた新しい言葉、「好転反応」。
「これを飲み始めるとにきびがいったん悪化したようになりますが、それは好転反応によるものです。毒素が全部出てしまえばすぐに納まりそのあとはきれいになりますから諦めないで飲み続けてください。」
悪化したにきびは納まるというので飲んでいたのですが、私の場合は悪化はしても納まることがなく、益々仕事に影響がでてきてしまったので飲むのをやめました。漢方はからだに合う人と合わない人がいるようです。それでなくてもにきびで憂鬱な日々を送っていたのですから、漢方を飲んでにきびが悪化している間は逆にストレスになってしまいました。
にきびで本当に悩んでいる方には「好転反応」は辛すぎると思います。
それから最も私が一番疑問に思ったのは「好転反応」というものが医学的にある得るのかどうか。サプリメントを販売する人の口からもよく耳にしますがなんとなく怪しいなと思うのは私だけなのでしょうか?やっぱり悪化させないできれいになりたいものです。それでも漢方薬を試してみたい方はカウンセリングに時間をかけて選ぶことをおすすめします。
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