皮膚の厚さ
にきびに有効と言われているケミカルピーリングは、化学(ケミカル)薬品を使って角質を剥がし、皮膚の再生を促します。現在主に使用されている薬品は、肌がデリケートな日本人にも安全なグリコール酸などのフルーツ酸が主流です。濃度が濃くなるほど皮膚の深いところまで剥離する作用があるので、クリニックではその人の肌の状態に合わせて濃度を決め、その人にとってギリギリの深いところまで剥離します。2週間置きにケミカルピーリングを行い、個人差はありますがおよそ5〜6回でにきび肌がなめらかな肌に生まれ変わります。しつこいにきびの痕もかなりよくなります。
ケミカルピーリングをした際の注意点
- グリコール酸は「酸」ですから、ピリピリとした刺激があります。
- 角質層を剥いてしまうため、紫外線に対する防御機能と水分維持力が低下します。外に出る際は必ず日焼け止めを塗ることと、保湿はいつもより念入りにする必要があります。
家庭で行えるピーリング
クリニックでのケミカルピーリングはとても確実なものなのですが、もっと手軽にできないものかと開発されたものが、毎日の洗顔で少しずつケミカルピーリングができるグリコール酸4%配合のアイナソープです。手軽な洗顔でピーリングをしながらにきび痕も改善していく方法なので、にきびの予防にもなる上、背中のにきびにも有効なのでおすすめです。正しい洗い方は洗顔のページを参考になさってください。
市場に出てきたエステサロン御用達のケミカルピーリングは美容目的なのでクリニックのものより濃度が薄くなっていて扱いやすいのが特徴。使用感がマイルドです。