アダルトにきび対策室
アダルトにきびが悪化する要因
思春期のにきびはホルモンの分泌が盛んになり始めそのバランスが安定しないため皮脂の分泌が多くなり毛穴が詰ってにきびができます。
それに対してアダルトにきび、つまり大人のにきびは生活環境によってストレスが生じホルモンバランスが乱れることで肌の正常なリズムが崩れそのSOSとしてにきびは悪化するのです。
人間やあらゆる動物はホメオスタシスと言って、怪我や病気をしても自然治癒力があり、それには大きく分けると自己防衛機能と自己再生機能があります。この自然治癒力を司っているのが脳。肌の機能も脳内物質(ホルモン)の指令によって自己防衛機能や自己再生機能がコントロールされているのです。
恋愛をしたらにきびが改善されたという話を聞いたことはありませんか?これは恋愛によって脳内物質であるドーパミンが分泌され、自律神経を介して自然治癒力が高まるとともに、肌のきめ細かさや美しさを司るエストロゲンがド−パミンによって誘発され、にきびが改善されるのです。逆にストレスを感じるとにきびは悪化してませんか?これはストレスを感じるとノンアドレナリンが分泌され、免疫細胞の活性を低下させるために肌がSOSとしてにきびを発生させるのです。
- にきびが気になって何をするのも憂鬱。
- にきびのせいで前向きになれない。
- にきびがあるから・・・
こういった気持ちは必ずストレスになり免疫力を低下させにきびを悪化させてしまいます。またアダルトにきびで悩んでいる方々は社会人としてさまざまなストレスや事情を抱えていますよね。やめられない煙草、事情があってやむを得ない夜更かしやアルコール、解決が難しい不規則な生活リズムや、しないわけにいかないメイクアップ、職場や家庭環境において避けられないストレス。にきびの出来やすい人は心がデリケートゆえにこういったストレスがホルモンのバランスを崩し、大人のにきびを悪化させるのです。
食生活
まずはこちらの表をざっと見ただけでおわかりのように、少量の摂取でからだの機能に影響するビタミンやミネラル。これらは神経機能や代謝機能に大きく関与しています。皮膚には神経がびっしりと通ってきていますから、神経機能がスムーズでないと肌の働きや免疫力が低下してしまうのです。ビタミンはストレスを解消するために真っ先に消費されてしまいます。ビタミン不足は皮脂コントロールを狂わせ、アルコール摂取は肝臓機能の低下を招きビタミンの吸収を妨げるだけでなく、栄養を蓄える力を落とし肌の代謝機能を低下させます。微量でもからだに重要な役割を果たしているミネラルは、先に糖質の代謝に使われてしまうため糖分の摂りすぎは肌にミネラルの回ってくる量が少なくなってしまいます。適度な脂肪分はビタミンの吸収率をアップさせるのに必要なのですが、摂りすぎると皮脂の分泌を過剰にしてしまいます。脂肪と糖質はまったく摂らなくても問題がありますが、摂り過ぎればにきびを悪化させます。
たばこ
煙草はたった1本で大量のビタミンCを破壊します。一日に必要とされるビタミンCは50mgと言われますが、たった1本の煙草で25mg〜100mgのビタミンCを壊してしまうのです。ビタミンCは活性酸素を抑えメラニン生成を抑える働きと コラーゲンの生成を助ける働きがあるので、にきび痕を作らないためにとても重要な栄養素なのです。煙草1本で完全なビタミンC不足になっていると自覚し、どうしてもやめられないのであればサプリメントや食品で補う必要があります。
睡眠
肌の新陳代謝が活発になり新しい細胞へと入れ替わる時間帯は、夜の10時から夜中の2時だと言われています。ホルモンの分泌も睡眠中に活発になり、寝ている間は皮脂分泌が抑えられます。つまり夜更かしはホルモンバランスを崩し、新陳代謝を妨げることでにきび痕が回復しにくくなり、にきびを悪化させる皮脂分泌を盛んにしてしまうのです。参考・・・あるある大辞典 敏感肌の特集より
このページでのまとめ
アダルトにきびは心とからだの健康と正しいスキンケアの3拍子が揃って成功するものと念頭に置きケアしていくことが大切です。
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