ルロワはフランス・ブルゴーニュ地方のワイン
ルロワは、フランスのブルゴーニュ、ヴォーヌ・ロマネに本拠を構えています。ドメーヌ・ドゥ・ラ・ロマネ・コンティと同様、特級格付けを超える評価を受ける1級ワインで熟成感のある香ばしさとリッチな味わいが特徴です。
今日のルロワ社の名声を築いた人物ラルー・ビーズ・ルロワ女史(マダム・ルロワ)は、ワインに関して世界最上の味覚、テイスティング能力の持ち主と言われ、厳しい品質管理とワインに対する厳しいこだわりにより素晴らしいワインを造りあげてきました。ブルゴーニュ最高の生産者のひとりと誰もが認め、理想を追求する「ブルゴーニュの完全主義者」として知られています。
造られるワインは優雅さとエレガントの極みで、薫り高く、洗練された果実の味わい。素晴らしい濃縮感がありながら、きめ細かなボディは他に類を見ないブルゴーニュワインです。
現在ルロワは3種類のワインが存在します。
メゾン・ルロワ(ネゴシアン・ルロワ)
契約農家から買い上げた葡萄を醸造して造ったワイン。
キャップ・シール
は白、ラベルには「Mis en bouteille par Leroy Negociants a Auxey-Meursault (Cote-d'Or)」と記されています。
ドメーヌ・ルロワ
自社畑の葡萄のみで造ったワインでマダム、ファミリー、高島屋で1/3ずつ所有しています。
キャップ・シールは赤(愛好家の間では赤キャップと呼ばれています)、ラベルには「Mis en bouteille au Domaine Leroy Vosne-Romanee (Cote-d'Or)」と記されています。
ドメーヌ・ドーヴネ マダム・ルロワの個人所有畑の葡萄のみで造ったワイン。
ドーブネは100%マダム&夫の持ち物。人の意見に左右されないマダム究極のワイン造りが行われます。
「Mis en bouteille au Domaine par Lalou Bize-Leroy S.C. du Domaine d'Auvenay, Meursault」とマダム個人名が記されています。
"Auvenay" というのは地名から由来しているそうです。
ルロワと高島屋の歴史
1868年、ルロワ社はフランソワ・ルロワによりムルソー村に近い小さな村のオークセィ・デュレスに創設。
1942年にロマネコンティの半分の所有権を取得しエドモンド・ゴーダン・ド・ヴィレーヌと共同経営者となりました。
1974年、ラルー・ビーズ・ルロワ(マダム・ルロワ)とオーベール・ド・ヴィレーヌがロマネ・コンティ社の役員に就任し、ロマネ・コンティ社の1971年ヴィンテージ以降(収穫から3年目に出荷されるため)のラベルにはこの二人のサインが共同経営者として記されています。
そしてこの年ルロワ社と高島屋との間で日本における代理店契約が調印。日本ではルロワ社のワインと共に
ロマネ・コンティ社のワインも高島屋が独占的に販売するようになり、その後販売経路が広まっていきました。日本にルロワを最初に広めたのは高島屋だったのですね。
その後ルロワはロマネコンティ社と考えの相違などから1988年に自らのドメーヌを立ち上げ独自のワイン造りを始めます。 そして
1992年、ルロワはロマネコンティと自分の作ったワインを比較するなどの行為から販売経路でトラブルを招きロマネコンティ社から共同経営者の立場を追われる形で辞任。
以後ルロワは独自の道を歩みあくなき品質の追求とその素晴らしい味わいが世界中のワイン愛好家の間で絶賛されるようになりました。
現在高島屋オンラインショッピングで購入できるルロワのワイン
赤いキャップのドメーヌ・ルロワから売れていってしまうようです。
注目のワインは<ルロワ>ヴォルネ・サントノ 1986
今、飲み頃のピークを迎えた珠玉の1本。フランス・ブルゴーニュ地方の名門〈ルロワ〉から、20年の時を経てリリースされた、ボーヌのプルミエクリュワインです。二十歳のお誕生日を迎えられた方や、結婚20周年のご夫婦などには、記念すべき年のワインとして、特にすてきな贈りものになるでしょう。