紫外線と肌 シミとホルモンの話
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紫外線と肌 シミとホルモンの話

紫外線を浴びた肌は細胞の層が厚くなりターンオーバーが狂いがちです。
そのため、肌の色が一段暗くなりくすんだように見えるのです。
またある程度の年齢(30歳くらい)になると、ホルモンバランスの影響もあり、シミがうっすら出てきます。

特に女性の場合はホルモンのサイクルがあるのはご存知ですよね。

卵胞ホルモン(エストロゲン)が盛んになる時期はバストに張りが出て、肌が輝いてきます。

排卵期から生理直前の黄体ホルモン(プロゲステロン)が盛んになる時期には身体は排卵後に受精が起こったということを仮定して身体を守ろうとする機能が強く働きます。
そのため、皮脂の分泌が促進されにきびができやすくなったり、脳下垂体の色素細胞刺激ホルモンを介して肌の色素細胞がフル回転し、 紫外線からの防御反応であるメラニンの働きも活発になり、排卵後のシミやソバカスが濃くなったりします。

なんだかこう書くとプロゲステロンが悪者のように思われてしまいますが、プロゲステロンには、胎児を育てるのに重要な役割を果たしたり、抑鬱作用があったり、骨粗しょう症や乳がんを防いだりと、なくてはならないホルモンなのです。
子宮内膜症の治療にもプロゲステロンが使われることがあるそうです。

逆にバストアップなどで絶賛されているエストロゲンは、過剰に増えてしまうと、肥満や閉経後の骨粗しょう症などやはりデメリットがあるのです。

生理周期をコントロールするピルは、このホルモンバランスをコントロールすることで毎月決まった日時に生理がはじまるようにするのです。
現在ではさまざまな治療に使われ、成分も低容量のものが中心になったせいか、昔に比べピルの服用によるシミは気にならなくなりました。
ピルを飲むことでにきびが改善されるケースもあるそうです。

ホルモンは、絶妙なバランスによってからだや肌のコンディションを整えているので、年齢やストレス、睡眠不足などでホルモンバランスに微妙な狂いが出てきたとき、肌にトラブルを起こし体調の変化を知らせるわけです。

シミには目に見えるシミと見えないシミがあり、メラニン色素には薄いメラニンと濃いメラニンの2種類があります。
この濃いほうのメラニン蓄積度が多くなると目に見えるしつこいシミに変化してくるのです。

その仕組みは・・・

紫外線をあびることにより、表皮細胞内で「メラニンを作りなさい」という情報伝達物質(ホルモン)の生成が促進されます。

次に情報伝達物質(ホルモン)を受けて、増殖・活性化したメラノサイト(メラニン生成細胞)で、メラニン生成酵素であるチロシナーゼが増産・活性化されます。

メラノサイトで作られ、活性化したチロシナーゼは、体内のチロシンという物質と結合し、メラニンが作られていきます。

このとき肌の中にシステインという物質が減少していると濃いメラニン色素が作られてしまうのです。
ビタミンCは、この色の濃いメラニンを薄く還元する作用があるため、シミや日焼けの改善に薦められているのです。

肌は28日というサイクルで生まれ変わりを繰り返しているのですが、紫外線を浴びた肌はこのターンオーバーが崩れがちになります。

紫外線防止のために日焼け止めやファンデーションをつけることは大正解なのですが、スキンケアをするときにメイク汚れが完全に落ちていないと、毛穴を塞いでしまい乾燥を招きます。そうすると新陳代謝が鈍くなり、ターンオーバーが遅くなってしまいます。

ターンオーバーが遅くなれば当然濃いメラニンの蓄積度は上がってきます。クレンジングはシミとは関係ないと思われがちで適当なものを選んでしまうケースをよく見かけますが、それは大間違いなのです。
美容の最大の基本はクレンジングと洗顔です。


シミを防いだり改善するためのポイントは・・・

日ごろからの紫外線対策は重要。

自分のからだのリズムを知り、黄体ホルモンが活発になる時期は特に紫外線に注意する。

作られたメラニンは早い段階で美白・還元すること。
現在美白に一番強力と言われている成分はハイドロキノンです。
また還元効果・肌の老化を食い止めるのにサロンやクリニックでよく使われるのがビタミンCです。
美白と若返りを同時にかなえる成分はプラセンタです。

上から塗るだけでなく、積極的にビタミンCやシステインをとること。
ローズヒップはビタミンCの爆弾とも呼ばれ自然のものなので吸収率がよくすべての肌質におすすめです。
システインはアミノ酸の一種で、食品に含まれるアミノ酸であるメチオニン から体内で合成されます。メチオニンを含む食品は、かつお・いわし・まぐろ・ えび・鶏卵・プロセスチーズなど 。ビタミンCとシステイン配合のビタミン剤はこちら icon

メイク汚れの蓄積をしないクレンジングをすること。

 

ホルモンバランスを整える食品

エストロゲンに似た作用のあるハーブを取り入れたのがバストアップサプリです。
バストが成長するのにはエストロゲンの作用が大きく影響するということに着目したサプリメントなのですが、エストロゲンに似た作用によってバストアップだけでなく、美肌、とくにシミやにきびが改善されるケースがよくみられます。

また、更年期にいいといわれるローヤルゼリーはホルモンバランスをコントロールしている視床下部に働きかけてホルモンの絶妙なバランスを整えるので、シミやにきびに効果的です。
ローヤルゼリーには恋愛ホルモンに似た作用や豊富な必須アミノ酸、精神安定に役立つコリンなどによって内側から輝くような肌にする効果もあり、副作用がないので毎日召し上がっても安心です。
ローヤルゼリー各種 icon

日中食べてはいけないもの

サラダやフルーツは肌にいいからと朝食やランチで食べることがよくあると思いますが、中にはシミになるものもあります。

気をつけたいのは、セロリや柑橘系のフルーツ。
これらの野菜やフルーツにはソラレンという成分が入っていて、この物質が皮膚に吸収されると強い日焼けを起こす事がわかっています。
レモンの輪切りを顔に乗せてパックをするとどうなるか・・・
恐ろしくてこれをみたらそんなことは出来なくなりますね。

外出する前の食事には、セロリや柑橘系のフルーツはさけましょう。

私が提案する手作り化粧品は原材料がきちんと精製されたもの。
野菜やフルーツなどを使ってキッチンで作る化粧品はおすすめしません。
その理由は食べていいものが必ず肌にいいとはかぎらず、レモンやセロリのように光を浴びることで化学反応を起こしシミを作ってしまう危険があるからです。
手作り化粧品を作るときは肌に害のある物質を精製の段階で除去しているもので作るのをおすすめします。

 

 

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自己流だっていいじゃない♪/わんこのつぶやき/脱毛・除毛どれがいい? 更新日 12/22/2005

01/16/2006
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